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2026 年 8 月 26 日

iOS デバイスを加入させる

組織の展開に配置されている各デバイスが Omnissa Workspace ONE UEM と通信して組織内のコンテンツと機能にアクセスするには、モバイル デバイス管理 (MDM) を使用して、組織の環境に加入する必要があります。iOS デバイスは、ネイティブ OS に組み込まれている MDM 機能を使用して加入を行います。

加入要件

iOS デバイスを加入させるには、管理者またはエンドユーザーが特定の情報を収集する必要があります。エンドユーザーが必要とする情報は、管理者が自動検出を行うために Eメール ドメインを貴社環境に関連付けているかどうかによって異なります。

貴社の Eメール ドメインを AirWatch 環境に関連付けるには、エンドユーザーが Eメール アドレスと資格情報を入力する (場合によってはリストからグループ ID を選択する) 必要があります。これらはエンドユーザーにとって既知の情報なので、簡単に加入を行うことができます。

加入の際に Eメール ドメインを設定しない場合は、加入の URL とグループ ID も入力を要求されます。これらは、管理者がエンドユーザーに提供します。

加入要件の詳細については、「iOS デバイスの加入要件」を参照してください。

1 台のデバイスの加入

加入したデバイスに対して実行できるデバイス管理機能は、選択した加入タイプによって異なります。Omnissa Workspace ONE UEM では、Hub ベースの加入方法と Agent なしの加入方法のそれぞれにおいて利用可能な機能を示したマトリックスが用意されています。貴社のニーズを満たす加入方法を選ぶ際に、このマトリックスをお役立てください。

Hub ベースの加入とブラウザ ベースの加入の比較マトリックスについては、「iOS デバイスにおける加入タイプ別の利用可能な機能」を参照してください。

Hub ベースの加入

Hub ベースの加入プロセスにより、Workspace ONE Intelligent Hub アプリケーションを介する iOS デバイスと Omnissa Workspace ONE UEM 環境間の接続が保護されます。Workspace ONE Intelligent Hub アプリケーションを使用すると、加入プロセスが簡素化され、デバイス情報をリアルタイムで管理およびアクセスできるようになります。Hub ベースの加入は、ユーザーが使用可能な Apple ID を持っている場合に適しています。この場合、ユーザーは App Store から Workspace ONE Intelligent Hub をダウンロードします。

Hub ベースの加入の詳細については、iOS のアプリの*「iOS 向け Workspace ONE Intelligent Hub」および「Workspace ONE Intelligent Hub による iOS デバイスの加入」*を参照してください。

ブラウザベースの加入

iOS デバイスに搭載されている Safari ブラウザを使用することにより、ウェブベースの加入プロセスを実行してデバイスを加入させることもできます。ユーザーが Apple ID を持っていないために Omnissa Workspace ONE Intelligent Hub をダウンロードできない場合は、この加入方法が最適です。

ブラウザ ベースの加入の詳細については、「Safari ブラウザを使用した iOS デバイスの加入」を参照してください。

デバイスの一括加入

展開タイプとデバイスの所有権モデルに応じて、デバイスを一括加入することができます。Omnissa Workspace ONE UEM は、Apple Configurator 2 および Apple Business Manager のデバイス登録プログラム (DEP) を使用した一括加入機能を備えています。

Apple Configurator 2 による一括加入

Omnissa Workspace ONE UEM では、Apple Configurator 2 独自のセットアップ機能を業務に活かすことができます。たとえば、iOS のバージョン管理機能やバックアップを完全に防止する機能などです。macOS コンピュータ上で Apple Configurator 2 を使用して、USB 接続を通じてデバイスの一括加入処理を実行することができます。

Apple Configurator を使用した一括加入の詳細については、「Apple Configurator を使用した iOS デバイスの一括加入」を参照してください。

Apple デバイス登録プログラム (DEP) による一括加入

Apple デバイス登録プログラム (DEP) による一括加入を展開すると、削除不可能な MDM プロファイルをデバイスにインストールできます。エンドユーザーは、このプロファイルをデバイスから削除することはできません。また、デバイスを監視モードでプロビジョニングして、追加のセキュリティ設定および構成設定にアクセスできます。

Apple Business Manager を使用した加入の詳細については、「Apple Business Manager のデバイス加入プログラムを使用したデバイス加入」を参照してください。

iOS デバイスを加入させるための要件

iOS デバイスを加入させるには、貴社または貴社のエンドユーザーは特定の情報が必要になります。この情報は、自動検出の一部として環境に E メール ドメインを関連付けるかどうかに依存しています。 Eメール ドメインが貴社環境に関連付けられている場合に必要な情報

Eメール アドレス – 貴社に関連付けられている Eメール アドレス。例:ktaro@mycompany.com

QR コード – エンド ユーザーは、UEM コンソールで生成され E メールで送信された QR コードをスキャンできます。

Apple ID – Hub ベースの加入処理を行うユーザーごとに必要です。

E メール ドメインが貴社環境に関連付けられていない場合 Eメール ドメインが貴社環境に関連付けられていない場合、エンドユーザーは Eメール アドレスを入力するよう要求されます。また、自動検出機能が無効になっているので、さらに次の情報を入力するよう要求されます。

加入 URL – この URL は貴社の加入環境に一意に割り当てられます。この URL をクリックして、加入画面を直接開くことができます。例:https:// .com/enroll

グループ ID – グループ ID は、ユーザーのデバイスを企業内役割と関連付けるものです。グループ ID は、UEM console で、特定の組織グループに対応するように定義されます。カーソルを組織グループのドロップダウン メニューに置いて、現在のグループのグループ ID を確認することができます。

Apple ID – Hub ベースの加入処理を行うユーザーごとに必要です。

iOS デバイスにおける加入タイプ別の利用可能な機能一覧

機能Hub ベースAirWatch Agent を使用しない加入方法
加入
Apple ID必須オプション
利用規約の承諾が必要はいはい
Active Directory/LDAP/SAML との統合はいはい
二要素認証はいはい
個人所有デバイスの持ち込み(BYOD)はいはい
デバイスの代理セットアップはい⁰はい
ブランディング部分的に可能はい
構成プロファイルの管理
プロファイルの表示および管理はいはい
セキュリティ設定 (例:データ暗号化、パスワード ポリシー)はいはい
デバイス制限事項はいはい
証明書の管理はいはい
Eメールと Exchange ActiveSync 管理はいはい
デバイス情報
デバイス情報(例:モデル、シリアル番号、IMEI 番号)はいはい
GPS 追跡はいいいえ
電話番号はいはい
メモリ情報はいはい
バッテリ情報はいはい
UDIDはいはい
侵害状態およびジェイルブレイクの検出はいはい†
アクティベーション ロックの状態はいはい
"iPhone を探す" 機能の状態はいはい
iCloud バックアップの状態はいはい
最終バックアップ日時はいはい
ネットワーク情報
セルラー情報(例:MCC/MNC、SIM カード情報)はいはい
テレコム ローミング情報はいはい
テレコム使用量情報はいはい†
IP アドレスはいはい†
Bluetooth 接続時の MAC アドレスはいはい
Wi-Fi 接続時の MAC アドレスはいはい
管理コマンド
フルデバイス ワイプはいはい
企業情報ワイプはいはい
デバイス ロックはいはい
パスコードを消去はいはい
E メール メッセージングはいはい
SMS メッセージングはいはい
APNs プッシュ メッセージングはいはい†
リモート表示はいいいえ
デバイス名の設定はいはい
制限事項パスコードの消去はいはい
アプリケーション管理
アプリケーションの表示および管理はいはい
Volume Purchase Program (VPP)はいはい
アプリケーション リストはいはい
アプリのアップデートがリリースされていることを示すバッジの表示はいはい†
コンテンツ管理
コンテンツ管理はい*はい*

⁰ エンドユーザーは、初回同期時に購入情報を転送する必要があります。

† Workspace ONE UEM SDK が埋め込まれたアプリがデバイス上に存在している必要があります。

* iTunes から Content Locker アプリをダウンロードし、インストールする必要があります。

Workspace ONE Intelligent Hub を使用して iOS デバイスを加入させる

Hub ベースの加入プロセスを実行すると、iOS デバイスと Workspace ONE UEM 環境の間の接続がセキュリティ保護されます。Omnissa Workspace ONE Intelligent Hub アプリケーションを使用することで加入プロセスを簡素化できます。またデバイスをリアルタイムで管理したりデバイス情報にアクセスしたりすることもできます。

Workspace ONE Intelligent Hub のすべての機能を使用し、それと同時に Web 経由の加入プロセスも許可したい場合には、ユーザーに Workspace ONE Intelligent Hub 経由で加入することを許可できます。この設定では、Workspace ONE Intelligent Hub をダウンロードしていないエンド ユーザーは加入できません。

[グループと設定] > [すべての設定] > [デバイスとユーザー] > [全般] > [加入] > [認証] の順に進み、[iOS の Hub の加入を必須とする] を選択します。

[iOS の Hub 加入を必須にする] オプションが強調表示されている認証モードを表示する [加入] ウィンドウ

Workspace ONE Intelligent Hub を使用して iOS デバイスを加入させるには、次の手順を実行します。

  1. Safari ブラウザで getwsone.com を開きます。Workspace ONE UEM ではエンド ユーザーに対し、App Store に移動して Workspace ONE Intelligent Hub アプリケーションをダウンロードするように求めるプロンプトが自動的に表示されます。ダウンロード プロンプトに従います。iTunes Store から Workspace ONE Intelligent Hub をダウンロードするには、Apple ID が必要です。

  2. Workspace ONE Intelligent Hub アプリケーションを選択し、次のいずれかの認証方法を選択します。

    a.メール アドレス – 貴社の環境で自動検出機能が構成されている場合、この認証方法を選択します。ドロップダウン メニューからグループを選択するよう要求されることもあります。

    b.サーバ詳細 – サーバ URL を使用して加入を行う場合はこれを選択します。このサーバ URL は、貴社の Workspace ONE UEM およびデバイスに関連付けられているグループのグループ ID が存在するネットワーク上の場所です。

    c.QR コード – [E メール] タブまたは [サポート] タブを通じて受信した QR コードをデバイスでスキャンして使用する場合はこれを選択します。

  3. 資格情報を入力し、デバイスを認証させます。資格情報は、ユーザー名パスワード の組み合わせ、トークン、ユーザー名/パスワードとトークンの組み合わせ、のいずれかです。

    a. 資格情報を誤って入力すると、CAPTCHA コードが表示されます。表示されている CAPTCHA コードを入力し、認証を完了させます。

  4. 管理者によって決められた次のプロセスフローを実行します。各ページでの設定が完了したら、次へ を選択します。

    a. 必要に応じて、デバイス所有形態タイプを選択します。

    b. 必要に応じて、社内利用規約に同意します。

    c. 必要に応じて、デバイス アセット番号を入力します。

  5. プライバシー収集情報を確認したら、次へ を選択します。

  6. Safari webview にリダイレクトされると、MDM プロファイルをダウンロードするよう求められます。次のメッセージが表示されます。

    この Web サイトは構成ファイルをダウンロードしようとしています。これを許可しますか?

  7. 許可 をタップし、ダウンロードが完了したら 閉じる をタップします。

    a. iOS デバイス 12.2 以降の場合は、[続行] をタップして Hub を開き、画面の指示に従って MDM プロファイルをインストールし、MDM 警告メッセージが表示されたら、[インストール] を選択します。

    b. iOS 12.2 より前のデバイスの場合、MDM プロファイルのインストールを要求された場合、インストールします。MDM 警告メッセージが表示されるので、[インストール] を選択します。

  8. 許可 を選択して、MDM プロファイルをダウンロードします。

  9. MDM プロファイルをインストールします。必要に応じて、信頼に関するプロンプトを受け入れます。

  10. MDM プロファイルがインストールされたら、Hub に戻ります。

  11. 完了 をタップし、加入を完了させます。成功したことを示すメッセージが表示されます。Workspace ONE UEM への加入が完了しました。

    a. プロンプトが表示された場合、共有デバイス用のパスコードをセットアップするか、または共有デバイス用の資格情報を追加で入力します。セルフサービス ポータルにログインし、手順に従ってパスコードをセットアップします。

    b. オプションで、[開く] を選択して Workspace ONE Intelligent Hub の詳細を表示します。

Safari ブラウザを使用した iOS デバイスの加入処理

iOS デバイスに搭載されている Safari ブラウザを使用することにより、ウェブベースの加入プロセスを実行してデバイスを加入させることができます。ユーザーが Apple ID を持っていないために Omnissa Workspace ONE Intelligent Hub をダウンロードできない場合は、この加入方法が最適です。

Web ベースの加入プロセスを使用して iOS デバイスを加入させるには、以下の手順を実行します。

  1. iOS デバイス上で Safari ブラウザを開きます。

  2. https://<Environment_URL>.com/enroll を開きます。

  3. (環境に自動検出が設定されている場合)グループ ID または メール アドレス を選択して、iOS デバイスを加入させます。[次へ] を選択します。

  4. 資格情報を入力し、デバイスを認証させます。資格情報は、ユーザー名パスワード の組み合わせ、トークン、ユーザー名/パスワードとトークンの組み合わせのいずれかです。

    a. 資格情報を誤って入力すると、CAPTCHA コードが表示されます。表示されている CAPTCHA コードを入力し、認証を完了させます。

  5. 管理者によって決められた次のプロセスフローを実行します。各ページでの設定が完了したら、次へ を選択します。

    a. 必要に応じて、デバイス所有形態タイプを選択します。

    b. 必要に応じて、デバイス アセット番号を入力します。

    c. 必要に応じて、組織の利用規約に同意します。

  6. プロンプトが表示されたら、MDM プロファイルをダウンロードします。次のメッセージが表示されます。

    この Web サイトは構成ファイルをダウンロードしようとしています。許可しますか?

  7. [許可] をタップし、ダウンロードが完了したら [閉じる] をタップします。

    プロファイルのインストールが正常に完了しました。設定 でプロファイルを確認して、インストールを続行できます。

  8. MDM プロファイルをダウンロードし、インストールします。必要に応じて、信頼に関するプロンプトを受け入れます。

    • iOS 12.2 より前のデバイスの場合、MDM プロファイルのインストールを要求された場合、インストールします。MDM 警告メッセージが表示されるので、[インストール] を選択します。
    • iOS 12.2 以降のデバイスの場合は、画面の指示に従って、MDM プロファイルをインストールし、MDM 警告メッセージが表示されたら、[インストール] を選択します。 注:Web ベースの加入では、Workspace ONE Intelligent Hub を使用せずに、エージェントなしの加入を実行することもできます。エージェントなしの加入を実行するには、[グループと設定] > [すべての設定] > [デバイスとユーザー] > [全般] の順にに進み、[iOS の Hub の加入を必須とする] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。

Apple Configurator を使用した iOS デバイスの一括加入

macOS コンピュータ上で Apple Configurator を使用してデバイスの一括加入処理を実行し、iOS デバイスを構成し展開することができます。Apple Configurator と Omnissa Workspace ONE UEM を組み合わせて使用した場合、デバイス管理における可視性を維持し、バックアップ防止を徹底的に実施し、初期構成だけでなくライフサイクル全体を管理することができます。

Apple Configurator を使用して以下を行うことができます。

  • 一元管理された一つのバックアップ 「イメージ」 を準備し、すべてのデバイスをまったく同じように構成する
  • 構成の一環として Workspace ONE UEM MDM をインストールし、デバイスを加入/管理する
  • Apple Configurator でデバイスを加入する前に、UEM コンソール上で登録済みデバイス詳細情報 (シリアル番号、IMEI など) をユーザーの登録済みデバイスに追加し、デバイスを特定のユーザーに割り当てる
  • Workspace ONE UEM でワイヤレス接続を使用して企業デバイスの設定とアプリを構成/更新する

Apple Configurator と Workspace ONE UEM を組み合わせて使用するための手順または詳細情報は、「Workspace ONE UEM Integration with Apple Configurator」ドキュメントを参照してください。

Apple Business Manager のデバイス加入プログラムを使用したデバイス加入

Device Enrollment Program (DEP) は、モバイル デバイス管理 (MDM) に加入済みの Apple デバイスのメリットを最大化します。

DEP により、次の操作を実行できます。

  • 削除不可能な MDM プロファイルをデバイスにインストールできます。このプロファイルは、エンド ユーザーが削除することはできません。
  • デバイスを監視モードでプロビジョニングします (iOS のみ)。監視モードのデバイスでは、追加のセキュリティ設定および構成設定にアクセスできます。
  • すべてのエンド ユーザーに対して加入を強制できます。
  • 加入プロセスをカスタマイズして効率化することにより、貴社のニーズに合わせることができます。
  • DEP プロファイルの生成時に、ユーザーが各自の Apple ID を使用してサインインできないようにすることで、iCloud バックアップを禁止できます。
  • すべてのエンド ユーザーに iOS の更新を強制できます。

詳細は、次のトピックを参照してください:

ユーザー加入

ユーザー加入によって組織は、iOS デバイス上のユーザーのプライバシーと個人データを保護しながら、設定、アプリケーション、および企業データを効果的に管理できます。ユーザー加入を使用すると、MDM はデバイス全体ではなく、デバイス上の管理対象ユーザー コンテナのみを対象として、アプリケーションのインストール、プロファイルの構成、およびコマンドの発行を行うことができるようになります。

ユーザー加入は、MDM を通じて実現されます。この MDM によって、管理対象 Apple ID というユーザー コンテキストが、加入時にデバイスにインストールされる MDM プロファイルで提供されます。このユーザー コンテキストは、MDM プロファイルをインストールするために、管理対象 Apple ID の資格情報をユーザーに求めるようにデバイスに指示します。加入後、管理対象データのための特定の Apple File System (APFS) ボリュームが作成されます。管理対象ボリュームから個人ボリューム内のデータにはアクセスできず、ユーザー データのプライバシーが保たれます。

データの新しい管理対象ボリュームが作成されるため、プライバシーの目的から使用できない既存の管理機能がいくつかあります。たとえば、ユーザーが App Store からアプリを手動でインストールした場合、そのアプリは個人用とみなされ、MDM では管理できません。ユーザーがインストールしたこのようなアプリを管理するには、いったんそのアプリをアンインストールしてから、Omnissa Workspace ONE UEM で再インストールする必要があります。

この理由から、Workspace ONE では、Intelligent Hub アプリを使用したユーザー加入を許可していません。Intelligent Hub がすでにユーザーによってインストールされている場合は、Hub をアンインストールしてから、MDM を通じて再インストールします。これによって、他の Workspace ONE SDK 対応アプリからこのアプリのデータにアクセスできるようになります。

ユーザー加入 Workspace ONE UEM 設定

iOS デバイスのユーザー加入オプションを有効にするには、Omnissa Workspace ONE UEM Console の加入設定ページ([グループと設定] > [すべての設定] > [デバイスとユーザー] > [全般] > [加入])にアクセスします。オプションを有効にすると、デバイスを Apple のユーザー加入方法を使用して組織グループに加入させることができるようになります。ユーザー加入では、デバイスが加入するのがいずれのユーザーかを識別するために、加入ユーザー名ではなく、ユーザーの管理対象 Apple ID が使用されます。管理対象 Apple ID は、Workspace ONE UEM でのユーザーのメール アドレスに一致する必要があります。管理対象 Apple ID を Workspace ONE UEM のユーザーにマッピングする方法の詳細については、「管理対象 Apple ID」を参照してください。アカウント駆動型加入に既知のファイル ホスティングを利用するには、「Workspace ONE UEM でのアカウント駆動型ユーザー加入の構成」を参照してください。アカウント駆動型加入のサービス検出 URL をホストする方法については、「ユーザー加入 のためのインフラストラクチャの設定」を参照してください。

Workspace ONE UEM でのアカウント駆動型ユーザー加入の構成

Workspace ONE では、ユーザーベースの (アカウント駆動型) 加入に必要な Apple の既知のファイルの作成とホスティングが簡素化されました。既知のファイルとは、次の組織によってホストされる JSON ファイルです。

  • Apple のドメイン所有権を確認します
  • 組織の MDM サービスを識別します
  • Apple デバイスのアカウント駆動型 (ユーザーベース) 加入を有効にします

iOS デバイスを加入させるには、次の手順を実行します。

  1. Workspace ONE UEM Console で、[デバイスとユーザー] > [Apple] > [アカウント駆動型ユーザー加入] の順に移動します。

  2. [有効化] ボタンをクリックして、アカウント駆動型ユーザー加入を有効にします。

  3. Workspace ONE は、既知のホスティング ファイルを自動的に構成してホストします。外部ホスティングは不要になりました。

  4. Apple Business Manager 統合がすでに構成されている場合は、既存のトークンが画面に表示されます。

ユーザー加入のためのインフラストラクチャの設定

ユーザー加入をサポートするには、Apple がサービス検出 URL として参照するものをホストする組織が必要です。サービス検出 URL を使用すると、Apple デバイスは会社のドメイン名を検索し、そのドメイン名を加入フローに関連付けることができます。この検索プロセスに関連する技術的な詳細については、「シンプル認証ユーザー加入フローの実装」を参照してください。

com.apple.remotemanagementという名前の外部ファイルを会社の Web サーバに公開することで、このプロセスはスムーズな加入エクスペリエンスを可能にします。

サービス検出 URL の最も重要な詳細は、使用する Web ドメイン名が、Apple 管理対象 IT の Apple Business Manage で構成されたメール アドレス ドメイン名と一致する必要があることです。たとえば、会社名が company.com で、Apple 管理対象 ID が name@company.com である場合、サービス検出 URL は www.company.com でホストされている必要があります。サブドメインと異なるドメイン名はサポートされていません。 

サービス検出 URL の技術的な構成は、Web サーバ プラットフォームによって異なります。 Apache2 のセットアップ例を次に示します。

  1. Web サイトのメイン ディレクトリ (/var/www/mysite など) の Apache2 Web サーバで、.well-known という名前の新しいサブディレクトリを作成します(ディレクトリ名にピリオドを含めるようにしてください)。最終的な結果は、 /var/www/mysite/.well-known のようになります。

  2. 新しいファイルを作成する: 次のテキストを含む /var/www/mysite/.well-known/com.apple.remotemanagement (UEM テナントに合わせて wxyz を変更):

{
    "Servers": [
        {
            "Version" : "mdm-byod",
            "BaseURL" : "https://dswxyz.awmdm.com/DeviceManagement/Enrollment/AccountDrivenUserEnroll"
        }
    ]
}
  1. 次のテキストを含む新しいファイル:/var/www/mysite/.well-known/.htaccess  (ピリオドを忘れないでください) を作成します。
AddDefaultCharset utf-8
RequestHeader set Content-Type "application/json;charset=UTF-8"

  1. これで、.well-known ディレクトリがメイン Web サイトのサブディレクトリになり、.htaccesscom.apple.remotemanagement という 2 つのファイルが含まれ、必要な構成が完了します。

  2. .htaccessを.well-known フォルダに適用するには、ルート Web フォルダ内にあるメインの Apache2 構成ファイルに Override=Allow を含める必要があります。これにより、Apache2 サブフォルダは .htaccess ファイルを読み取ります。 

アカウント駆動型ユーザー加入を使用して iOS デバイスを加入させる

ユーザー加入の前に、次の前提条件を備えていることを確認してください。

  • iOS 15 以降を実行している iOS デバイス
  • Apple Business Manager の管理対象 Apple ID と一致するメール アドレスを持つ加入ユーザー (1 人のみ)
  • アカウント駆動型ユーザー加入用に構成されたサービス検出

iOS デバイスを加入させるには、次の手順を実行します。

  1. [設定] > [全般] > [VPN とデバイス管理] > [勤務先または学校のアカウントでサインインしてください] の順に開きます。

  2. 管理対象 Apple ID に対応する、加入ユーザーのメール アドレスを入力し、[続行] をタップします。

    :現在、ユーザー加入では、共有 iPad で使用できるカスタムの管理対象 Apple ID 機能はサポートされていません。

  3. 認証画面またはプロンプトが表示された場合は、それらに従って続行します。この手順は、組織の Apple Business Manager 設定に応じて異なります。

  4. [リモート管理を許可] をタップして、MDM プロファイルが iOS デバイスにインストールされるまで待ちます。

これで、アカウント駆動型ユーザー加入が完了しました。

ユーザー加入デバイスでのアプリ管理

Omnissa Workspace ONE UEM によってユーザー加入デバイスにインストールされたアプリケーションは管理され、管理対象 Apple ID に関連付けられます。管理対象 Apple ID は、デバイスの加入に使用されます。ユーザーが App Store を通じてインストールしたあらゆるアプリケーションは、ユーザーの個人用の Apple ID に関連付けられ、管理できません。

ユーザー加入では、管理アプリケーションを管理対象 Apple ID に関連付ける必要があるので、Apple Business Manager で購入したユーザーベース ライセンスを使用した管理対象の配布のみがサポートされています。たとえば、UEM console の [リソース] > [アプリ] ページの [パブリック] タブを通じて割り当てられたアプリケーションは、ユーザー加入デバイスではサポートされません。デバイス加入と比較して、ユーザー加入でのユーザーベース ライセンスの管理には違いはありません。ユーザー加入デバイスにアプリケーションが割り当てられると、デバイスに関連付けられている管理対象 Apple ID に VPP ライセンスが割り当てられ、アプリがインストールされます。

詳細については、『Integration with Apple Business Manager』ガイドの「Managed Distribution by Apple IDs」セクションを参照してください。

プロファイル駆動型ユーザー加入を使用して iOS デバイスを加入させる

Azure AD と連携した Apple Business Manager の管理対象 Apple ID を使用して、iOS 13 - iOS 17 以降のデバイスを加入させます。

:Apple は、iOS 18 以降、プロファイル駆動型ユーザー加入をサポートしなくなりました。iOS 18 以降を実行しているデバイスの場合は、 アカウント駆動型ユーザー加入を使用します。

ユーザー加入デバイスでは、管理対象データを個人データから分離し、その一方でアプリのインストール、Wi-Fi の構成、パスコードの要求など、中核となる管理機能も引き続き提供することで、ユーザーのプライバシー重視を強化できます。

ユーザー加入の前に、次の前提条件を備えていることを確認してください。

  • Azure AD と連携した Apple Business Manager
  • Azure AD
  • iOS 13 以降の監視対象外デバイス
  • Apple Business Manager の管理対象 Apple ID と一致するメール アドレスを持つ加入ユーザー (1 人のみ)。

iOS デバイスを加入させるには、次の手順を実行します。

  1. iOS 13 以降のデバイスで Safari ブラウザを開き、貴社環境のユーザー加入 URL に移動します。この URL は、デバイス サービス ホスト名に /enroll/user パスを追加したものです。

    例:

    <完全な URL>/enroll/user/

  2. 管理対象 Apple ID と一致する、加入ユーザーのメール アドレスを入力します。

    必要に応じて、加入ユーザーの組織グループまたはその配下のサブ組織グループのグループ ID を入力します。入力しない場合、ユーザーの加入組織グループが使用されます。

  3. ユーザー加入 MDM プロファイルのダウンロードを確認します。

  4. アプリの [設定] に移動し、[{Your Company} に加入] をタップします。

  5. 認証プロンプトおよび条件付きアクセス プロンプトについて、表示されるプロンプトを順にタップして Azure AD にリダイレクトします。

    プロンプトのタイプと数は、Azure AD の構成、ユーザーの種類、デバイス、または組織によって決まります。

これで、ユーザー加入が完了しました。デバイスが UEM Console からのコマンドを受信し始めます。

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