Omnissa Connect のエンタープライズ フェデレーションで発生する可能性のある一般的な問題のリストと、推奨されるトラブルシューティング手順について説明します。
ベスト プラクティス
Omnissa Connect 管理者のエンタープライズ フェデレーションの問題をトラブルシューティングする場合は、以下に挙げるベスト プラクティスに従ってください。
- 属性名と、大文字と小文字の区別を必ず確認してください。
- SAML 応答(email、firstName、lastName、userName)に必須の属性が含まれていることを確認します。
- Microsoft Entra ID に、未指定の認証方法を使用します。
- SAML 署名証明書を定期的に確認して更新します。
- 一貫性のある NameID 形式と NameID 値を維持します。
- 構成の変更を速やかに通知して、ログインの失敗を回避してください。
属性マッピングに関する Omnissa コミュニティのヘルプ
属性マッピングのヘルプについては、Identity Service とエンタープライズ フェデレーションの属性マッピングのトラブルシューティングと最適化方法の記事を参照してください。
Microsoft Entra ID に関する問題
ID プロバイダの Microsoft Entra ID を使用して、エンタープライズ フェデレーションを構成する際に発生する可能性のある問題をいくつか確認します。
属性の名前空間に関する問題
-
問題:Omnissa Access が属性の名前空間定義をサポートしていない。Entra ID を使用してエンタープライズ フェデレーションを構成する場合、Entra ID 固有の名前空間を属性定義に残すことはできません。
- 修正:Entra ID の属性定義から属性の名前空間を削除します。
-
問題:フェデレーションの構成中に、Entra ID の名前空間の定義によって、誤った要求が作成されることがよくあります。
- 修正:属性が名前空間なしで定義されていることを確認します。
- 例:
- 正しくない形式
- 要求名:
http://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/05/identity/claims/emailaddress → Value: user.mail - 要求名:
http://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/05/identity/claims/givenname → Value: user.givenname - 要求名:
http://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/05/identity/claims/name → Value: user.userprincipalname - 要求名:
http://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/05/identity/claims/surname → Value: user.surname
- 要求名:
- 正しい形式
- 要求名:
Unique User Identifier (Name ID) → Value: user.userPrincipalName - 要求名:
email → Value: user.mail - 要求名:
firstName → Value: user.givenName - 要求名:
lastName → Value: user.surname - 要求名:
userName → Value: user.userPrincipalName
- 要求名:
- 正しくない形式
認証方法に関する問題
- 問題:管理者が特定の認証コンテキスト(
urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport)を定義しており、指定された方法を使用しないユーザーの認証が失敗する。- エラー メッセージの例:
Sorry, but we’re having trouble signing you in. AADSTS75011: Authentication method 'Password, MultiFactor' by which the user authenticated with the service doesn't match requested authentication method 'WindowsIntegrated'. Contact the Microsoft Entra SAML Toolkit application owner. - 修正:ログインに成功するように、未指定の認証方法を常に定義します (
urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:unspecified)。
- エラー メッセージの例:
Omnissa Connect での認証方法の構成が無効
- 問題:Omnissa Access テナント構成を更新する必要がある。
- 正しくない例:Microsoft Entra ID SAML IdP メソッド | SAML コンテキスト:
urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:Kerberos - 修正:Omnissa Access テナントを正しい設定に更新します。
- 正しい例:Microsoft Entra ID SAML IdP メソッド | SAML コンテキスト:
urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:unspecified | Description: Enter Auth Method description…
- 正しい例:Microsoft Entra ID SAML IdP メソッド | SAML コンテキスト:
- 正しくない例:Microsoft Entra ID SAML IdP メソッド | SAML コンテキスト:
全般的な問題
エンタープライズ フェデレーションを構成する際に発生する可能性のある問題をいくつか確認します。
属性の大文字と小文字の区別
- 問題:Omnissa Access の属性名で大文字と小文字が区別される。
- 修正:「Omnissa Access でのユーザー属性の管理」に記載されているとおりに、属性名の大文字と小文字を区別します。
必須の属性
- 問題:Omnissa Access では、次の 4 つの属性が必須として想定されている:
email、firstName、lastName、userName。これら 4 つの属性のいずれかが欠落していると、JIT プロビジョニングが失敗する。- 修正:列挙された 4 つの属性がすべて、SAML 応答で送信されるようにします。
ID プロバイダ (IdP) に属性がない
- 問題:一部のアカウントに必須属性がない。
- 修正:IdP レコードで不足している属性(
email、firstName、lastName、userName)を監査し、マッピングします。 - 監査レコード API の例
"message": "Failed to save jit user" "success": "false" "successAuthMethods": "WS1 SAML IdP Method" "isForceAuth": "false" - 修正:IdP レコードで不足している属性(
名前 ID の形式が一致しない
- 問題:Omnissa Connect の NameID 形式が、IdP の SAML 応答の NameID 形式と一致しない。
- 修正:両方のシステムで同じ NameID 形式が使用されていることを確認します。
- 想定される形式の例:
urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified - 監査レコードの例
{ "failedAuthMethods": "[{ \"reason\": \"AUTHENTICATION_FAILURE\", \"authMethod\": \"<IDP_NAME>\", \"failureMessage\": \"Unable to resolve user identity from SAML response subject, IDP[id: <IDP_UUID>, name: <IDP_NAME>], configured format mapping: {urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified: userName}, subject format in SAML response: urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress\" }]", "authMethods": "SAML", "message": "Authentication failed." }
NameID 値が送信されていない
- 問題:SAML 応答に NameID 値がない場合、ログインは失敗する。
- 修正:NameID 値の属性を含めるようにしてください。
SAML 署名証明書の有効期限切れ
- 問題:期限切れの証明書が原因で署名エラーが発生する。
- 修正:IdP メタデータを新しい証明書で更新します。
Omnissa Connect が無効になっている
- 問題:Omnissa Connect が無効になっている場合、または他のユーザーに通信せずに構成が変更されている場合、フェデレーション ログインは失敗します。
- エラー メッセージの例:
"Failed to retrieve metadata for [Tenant: TenantName, URL: https://idp.example.com/saml/metadata/uniqueGUID, Status: 400 , Message: Bad Request]" } }"message": "Failed to retrieve metadata for [Tenant: TenantName, URL: https://idp.example.com/app/applicationID/sso/saml/metadata, Status: 404 , Message: Not Found]" }
- 修正:Omnissa Connect を有効にするか、元の構成を復元します。
- エラー メッセージの例:
その他の考えられる問題
| 問題 | 説明 |
|---|---|
| エラー (4xx) でログイン検証に失敗した。 | 次のようにフェデレーション セットアップの構成を確認します。 - [サービス プロバイダ] の構成で ID プロバイダが正しく設定されているかどうかを確認します。SAML 応答で 名前識別子 が適切に送信されていることを確認します。 注:SAML 応答内の情報を確認するには、SAML-trace 対応ブラウザの拡張機能を使用します。まず、SAML 要求を調べて、要求された属性を確認します。たとえば、 NameID 形式にする必要があります。次に、SAML 応答を調べて、NameID 形式を検索します。この 2 つが一致する必要があります。 - [ID プロバイダの構成] 手順の ID プロバイダの構成で、名前 ID の形式と認証方法が適切に設定されているかどうかを確認します。 - [ID プロバイダの構成] 手順で、[ユーザー ID の設定] の値が適切に設定されているかどうかを確認します。[ユーザー ID の設定] は Omnissa Connect コンソールのログイン画面で入力した内容であり、user@domain、メール アドレス、UPN のいずれかになります。 - [グループとユーザーの同期] 手順で、[ログインの検証] フローを開始したユーザーが同期されているかどうかを確認します。 |
| Omnissa Access Windows コネクタが正常にインストールされた後に、ユーザー認証サービスとディレクトリ同期サービスが実行されない。 | Omnissa Access テナント構成を確認します。 - Omnissa Access Connector をインストールした、Windows または仮想マシンから Omnissa Access テナントに ping を送信できることを確認します。エンタープライズの管理組織の説明から、Omnissa Access テナントの URL を取得できます。 - Omnissa Access テナントへのアクセスがブロックされていないこと、および *.workspaceoneaccess.com がエンタープライズ ファイアウォールの許可リストに追加されていることを確認します。 - プロキシを使用しているかどうかを確認します。プロキシを使用している場合は、カスタム インストール オプションを選択してインストーラを再実行し、インストール中にプロキシの詳細を入力する必要があります。 - Omnissa Access Connector のログでエラーがないか確認します。 ユーザー認証サービスのログを表示するには、 INSTALL_DIR\Workspace ONE Access\User Auth Service\logs\eas-service.log を開きます。 ディレクトリ同期サービスのログを表示するには、 INSTALL_DIR\Workspace ONE Access\Directory Sync Service\logs\eds-service.log を開きます。 |
| セルフサービス フェデレーション ワークフローの一部の手順を開始するときに、極端に長い時間がかかり、最終的にエラー 500 が発生する。 | ブラウザをシークレット モードで使用している場合は、ブラウザの設定を確認して [サードパーティの Cookie をブロックする] が選択されていないことを確認するか、シークレット以外のブラウザ モードに切り替えます。 |
| [エンタープライズ フェデレーション] ダッシュボードで操作を実行するのに長い時間がかかり、エラー 500 が発生する。 | ブラウザをシークレット モードで使用している場合は、ブラウザの設定を確認して [サードパーティの Cookie をブロックする] が選択されていないことを確認するか、シークレット以外のブラウザ モードに切り替えます。 |
| Omnissa Access Connector の同期に失敗する。 | 次の場合は、グループとユーザーの同期に失敗することがあります。 - コネクタと Active Directory 間の接続を中断するネットワークの問題があります。 - バインド ユーザー認証情報(バインド DN/パスワード)が変更されました。 - バインド ユーザーのパスワードの有効期限が切れました。 |
| ユーザー ログインが、企業 ID プロバイダではなく、My Omnissa にリダイレクトされる。 | ユーザーが Omnissa Connect とのフェデレーションに登録されていない企業ドメインまたはサブドメインからログインしている場合、My Omnissa にリダイレクトされます。フェデレーション用に登録されているドメインの場合のみ、企業 ID プロバイダを使用してログインすることができます。 |
| ドメインの検証に失敗する。 | ドメインが企業ドメインではなくプライベート ドメインの場合、ドメインの検証に失敗することがあります。プライベート ドメインをフェデレーションする場合は、サポート チケットを発行する必要があります。 |
| フェデレーション後、ユーザーに組織内のサービスが表示されない。 | フェデレーション ドメインを使用している既存のユーザーは、組織内のサービスにアクセスする際に、My Omnissa アカウントを使用してログインしていました。フェデレーションを有効にした後、同期されたユーザーは企業アカウントを Omnissa ID にリンクする必要があります。2 つのアカウントがリンクされている場合に限り、組織内でユーザーが保持している組織ロールおよびサービス ロールのアクセス権に基づいてサービスが表示され、既存のユーザーがアクセス可能になります。 |
サポート
Omnissa Connect の [ホーム] ページを使用して、Customer Connect にアクセスし、サポート リクエストを作成します。Omnissa Connect で、[ホーム] > [リソース] に移動し、[Customer Connect] タイルを選択します。
現在のセットアップに、[エンタープライズ フェデレーション] ダッシュボードを使用して修正できない問題がある場合、または次のいずれかの操作を実行する場合は、Customer Connect でサポート リクエストを発行します。
- フェデレーションのセットアップにすでに追加されているドメインまたはサブドメインの削除
- すべてのドメインおよびサブドメインのフェデレーションの取り消し
- 別の ID プロバイダへの切り替えやユーザー ID の設定の変更など、ID プロバイダ構成の変更
エンタープライズ フェデレーションのサポート リクエストを発行するには、エンタープライズの管理組織内の所有者またはエンタープライズ管理者としてログインしていることを確認してください。
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