Horizon Indirect Display Driver は、オンプレミスの ESXi でホストされた仮想マシン (VM) からクラウドベースの仮想マシンまで、さまざまなシステム環境をサポートするハイパーバイザーに依存しないディスプレイ ドライバです。これは、Horizon Agent for Windows の一部として配布され、ハードウェア GPU とソフトウェア ラスタライザの両方で動作します。
前提条件
Indirect Display Driver を使用する前に、次の操作を行う必要があります。
- エージェント マシンがバージョン 1803 以降の Windows 10 を実行していることを確認します。
- 「Windows 仮想マシンでの Horizon Agent のインストール」の説明に従い、マシンに Horizon Agent をインストールします。デフォルトでは、Horizon Indirect Display Driver はエージェント ソフトウェアの一部として自動的にインストールされます。
サイレント インストールで機能オプションを指定する場合は、「Horizon Agent for Windows のサイレント インストールのプロパティ」の説明に従って HznVidd2 または HznVidd オプションを含めます。
Horizon Indirect Display Driver の機能
仮想マシンの基盤となるハードウェア GPU のレンダリングおよびエンコード機能を活用することで、Horizon Indirect Display Driver はアプリケーションを高フレーム レートで最適にレンダリングできます。この機能は、マルチセッション プールや、設計やモデリング ソフトウェアなどのワークロードの大きい 3D アプリケーションを操作する場合にパフォーマンス上のメリットをもたらします。
Horizon Indirect Display Driver は、Microsoft Windows Advance Rasterization Platform (WARP) などのソフトウェア ラスタライザもサポートします。
Horizon Indirect Display Driver は、Horizon Blast Extreme で優れたパフォーマンスを発揮するように最適化されているため、メモリ使用量が少なくなり、状況によっては CPU と GPU の使用率が低下します。
ディスプレイ ドライバの優先順位の構成
デフォルトでは、Horizon Indirect Display Driver は、十分なシステム リソースが使用可能であれば、リモート セッションのディスプレイ ドライバとして機能します。Horizon の表示プロトコルは、次の優先順位に従ってディスプレイ ドライバを選択します。
- プロトコルは、Horizon Indirect Display Driver を使用して、セッションのディスプレイ トポロジの設定を試みます。
- ハイパーバイザーまたは GPU ディスプレイ ドライバが要求されたディスプレイ トポロジをサポートしていないか、機能していない場合、プロトコルはアクティブな GPU またはハイパーバイザー ディスプレイ ドライバを使用します。
Horizon Cloud on Azure など、ハイパーバイザーも GPU ディスプレイ ドライバも使用できない環境では、Horizon Indirect Display Driver がプライマリ ディスプレイ ドライバとして機能します。
デフォルトの優先順位ルールを変更すると、リモート セッションで最初に使用されるプライマリ ディスプレイ ドライバとして、Horizon Indirect Display Driver ではなく別のディスプレイ ドライバを選択できます。ご使用のバージョンに応じて、HKLM\Software\Policies\Omnissa\Horizon\Blast\Config で次のレジストリ設定を構成します。
2412 - 2503
PixelProviderForceViddCapture REG_SZ : 1
2506 以降
PixelProviderPreferLegacyDriver REG_SZ : 1
ハイパーバイザー リモート コンソールへのアクセス
Horizon Indirect Display Driver はハイパーバイザーと直接通信せず、vSphere Remote Console アプリケーションなどのハイパーバイザー リモート コンソールの使用をサポートしていません。
ハイパーバイザー リモート コンソールへのアクセスが必要な場合は、ハイパーバイザー ディスプレイ ドライバをインストールし、Horizon Indirect Display Driver を無効にすることができます。
または、リモート セッションの終了後に Horizon Indirect Display Driver を一時的にオフにし、ハイパーバイザー リモート コンソールへのアクセスをリストアするようにレジストリ設定を構成することもできます。この構成により、Horizon Indirect Display Driver をリモート セッション中にのみ使用し、ハイパーバイザー リモート コンソールにアクセスできます。ディスプレイ トポロジの制御がハイパーバイザー ディスプレイ ドライバに渡されると、アプリケーション ウィンドウが再配置されることがあります。
HKLM\Software\Policies\Omnissa\Horizon\Blast\Config で、次のレジストリ設定を構成します。
HyperVisorConsoleForceEnabled REG_SZ : 1
低遅延モードの有効化
Horizon Indirect Display Driver を低遅延モードで使用できます。これにより、アプリケーションをより高いフレーム レートでレンダリングして、ユーザー入力の遅延を削減できます。フレーム レートが高いほど CPU および GPU リソースの消費が増加するため、低遅延モードはデフォルトで無効になっています。
低遅延モードで最適な結果を得るには、エージェント マシンがハードウェア アクセラレーション GPU を使用していることを確認します。実際のユーザー エクスペリエンスは、ネットワーク条件やクライアント ハードウェア機能などの要因によって異なる場合があります。
低遅延モードを有効にするには、HKLM\Software\Policies\Omnissa\Horizon\Blast\Config で次のレジストリ設定を構成します。
PixelProviderLowLatencyEnabled REG_SZ : 1
Horizon Indirect Display Driver の機能制限
Horizon Indirect Display Driver には、次の機能の問題と制限があります。
- Windows システムの表示設定にゴースト モニターが表示されます。詳細については、ナレッジベースの記事 KB88560 を参照してください。
- Microsoft Excel でカーソルを使用すると、問題が発生することがあります。詳細については、ナレッジベースの記事 KB93017 を参照してください。
このページは役に立ちましたか?